不動産のヒント

vol.1 女性こそ、シングルの間にマイホームを買っておくべき5つの理由

最近マイホーム購入の相談を受けることが多いのですが、総じて家が欲しいと考えだすのは、結婚するか子どもができたというタイミングが多いようです。でも、マイホームはシングルの間に購入しておくのも賢い選択になる理由について解説します。

その1 会社員という立場は住宅ローンの金利が安い

シングルなのに家を買うというと、両親は「もう結婚しないのか」と心配されるようです。確かに一理ありますが、住まいというのは一生必要なものです。親の家が勤務先に近く、将来にわたって、自分だけの家を購入する必要がない人は別ですが、親元を離れて暮らす人にとって、住居費は必要経費です。

結婚後も仕事を続けるなら大丈夫ですが、退職したり、パートになると、住宅ローンはなかなか貸してもらえません。借りることができても金利がかなり違うのです。30年を超えるローンを組む場合、その差は大きいです。仕事をもって働いているうちに家を買うメリットは大きいのです。

その2 「保育園問題」に振り回されるときは購入を控えるべき

相談に来る方の中で多いのが、子どもを保育園に預けて働きたいので、保育園に入れる場所で購入したいというタイミングです。確かに「保育園問題」は切実ですが、人生の中では数年のことです。長く住宅ローンを払って手に入れるマイホーム選択の視野を狭くしてしまう可能性があります。

購入条件をいろいろ考えていたのに、最終的に保育所に入れるか入れないかが最重要条件になってしまうことが多々あります。

資産形成や将来設計を冷静に考えられるシングルのときに購入しておいて、子どもの保育園が最重要事項の際は、逆に賃貸を選択してみてはどうでしょう。実際に小さなお子さんを育てながら家探しをするのは大変です。

その3 シングル女性こそセキュリティのいい分譲を選ぶべき

日本は世界的に見ると安全な国と言われていますが、それでも泥棒や痴漢、ストーカーの事件は耳にすることが多いです。シングル女性こそセキュリティ重視の家に住む必要があるでしょう。やはり一般的に賃貸物件より分譲物件のほうがセキュリティに関してもしっかりしている場合が多いようです。

セキュリティがきちんとしている賃貸物件は賃料も高くなりがち、それならば購入してしまったほうが経済的にもラクな場合が多いです。また分譲物件のほうが住んでいる人たちの移動が少なく、コミュニティも比較的しっかりしているので、住むにあたっても安心です。

その4 資産形成という視点でマイホームを購入できる

購入を相談されて物件をすすめる際に、実は本人の意見ではなく、パートナーの意見や家族の事情に左右されて、結局物件購入をあきらめるという例がたくさんあります。

結婚、出産、子育て…と、女性は人生にいくつかステージが変わる場合があります。住まいは生活と密着しているので、なかなか自分の意見が通らない場面もあります。

少し前までは「女三界に家なし」と言われ、幼い時は親に従い、嫁に行っては夫に従い、老いては子に従わなければならず、一生の間、どこにも安住の場所がない、といったバカなことわざがありました。

こんな女性蔑視の考え方は早くなくなってほしいものです。自分のマイホームとしての基本機能はもちろん、将来の資産形成での不動産として価値を冷静に見極められるのは、意外に独身の時かもしれません。 私が考える「住んでよし、貸してよし、売ってよし」というマイホーム購入3原則は、冷静な目で取り組んでこそ。なるべく自分が納得できるときにマイホームを考えましょう。

女性が欲しいと思う家は人気が高い

最近、シングル女性でマイホームを購入した方たちから話を聞く機会が多いのですが、総じて女性は細かい点までチェックしていることが多いです。駅から家までの環境、買い物施設を始めとした利便性はもちろん、収納などの住まいの細かいところまで気にされて選んでいます。

以前、マンションの広告を作っていたとき、思い切りシングル女性向けの広告を作ったら、実は男性がいの一番に買ってくれたという経験がありました。夫婦で住まい選びをするときも最近は女性の意見のほうが大きい傾向があります。 女性の視点で選び抜いたマイホームは、たとえ後々売却したり、賃貸に出したりしても人気が高いことが多いのです。